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WALTZ

ことばを中心に


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コトバが好きだ

僕はコトバに囲まれ生きている

いつも自然に自分のコトバを表現できる人が羨ましく思う

皆、コトバによって"喜怒哀楽"様々な経験があるだろう


誰かに伝える時、どんなことを思って言葉にしますか?

僕はずっと探していた書籍を手にすることができた



"ことばを中心に”



詩人 谷川俊太郎 氏が今から20年以上以前に記した一冊の本である

彼の詩はいつも生命感に溢れ、コトバの裏に宇宙が在る


彼が詩ではなく、自らの"見る・人・本・自作・言葉"について

考え散文を記している。


「人間は言葉を信じては生きてゆけない。

 言葉に対する不信を口にする人間も、その不信を述べる言葉は信ぜざるを得ないし、

 言葉なしではいかなる思想も感想も形をなさないのは分かりきったことである。

 言葉はたしかにしばしば嘘をつく。だが嘘をつけるというところにも、言葉の真実はある。

 嘘に対して真実が存在すると、そのことを思い浮かべるためにも言葉は必要である。

 私たちは言葉というものを、嘘ではなく先ず本当として受け入れる。」(一部抜粋)


私たちの感覚・経験・意志は、言葉の介在なしでは不可能であろう

コトバと人は無縁ではない、縁である

難しいことだが、コトバには力があると信じている。

今自分のコトバを表現できるよう、この本に巡り合わせてくれたことに感謝します。


from yuta
by kingyoyuta | 2009-04-14 00:21 | azimuts